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適応障害の症状を経験者が解説|どうしても会社に行くのが苦しいときは、ちゃんと休もう

こんばんは、うたたねです🪻

発信を始めてSNSをたくさん使うようになって気が付いたのですが、職場で適応障害になっている方は思っていたよりも多く、休職している人もたくさんいらっしゃいます。

わたしの職場にも適応障害になっている人はいて、休職・退職している方も何人も見かけました。

そしてわたし自身も二年半前ごろから鬱の症状が出始め、だんだんと悪化、体調不良とパニック症状も加わって休職した経験があります。
(いまは症状は寛解しています!😌)

今日は、適応障害になると出る症状を解説する記事を、詳しく覚えているうちに残しておきたいと思ったため記事にすることにしました。

  • 最近メンタルの調子が悪い気がするけれど、これってうつなのかな?
  • 適応障害ってどんな症状がでるのだろう?
  • 家族や恋人が適応障害と診断されたけど、症状があまり理解できていない…
  • 部下や後輩が最近元気がない気がする

こんな方に読んで頂きたい記事となっています。

わたしの病気のきっかけや、メンタル関連のエッセイはnoteからご覧いただけます▽

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目次

はじめに

きっと世間には適応障害…というか鬱やパニックについての症状に理解がない人は多いのだろうと思います。


わたしも、夫や家族にすら自分の症状を伝えるのに苦労しましたし、上司や会社の同僚に伝えなければならないときは本当に説明が難しく感じた記憶があります。

特に自身に症状が出ている時は、頭が働かないし自分の病気についてなんて考えたくないし、苦しいです。

そこで今日、こんな症状があるよ!というのを人に説明するときの参考にしたり、パートナーや家族、一緒に働く仲間が適応障害になった人が症状を調べている時の参考になるように記事を書こうと決めました。


もちろんみんながみんな、同じ症状が当てはまるわけではないですが、少しでもだれかの参考になれば嬉しいです。

うつ症状

まずはうつ症状について解説します。

うつの症状は、経験した人であれば簡単に気づけるほど、分かりやすく変化があるなと感じます。
これを読んでいる人の中にどんな層の人がいるか分かりませんが、管理職の方や後輩を多く持つ方は、当てはまる状態の人がいたら注意深く見てほしいなあと思います。

とにかく頭が働かない

うつ症状が出ているときは、とにかく頭が働きません。
常にぼーっとしていて、仕事のことはなんとか頑張れても雑談等に加わらなくなる人も多いイメージです。

わたしの時は、課内ブリーフィングや社内ミーティングなどで全く頭が働くず、いま思えばたまにおかしな発言をしていたように感じます。

例えるなら頭に常に靄がかかっているような状態で、わたしは脳がしびれるような感覚がありました。

何に対してもやる気が湧かない

仕事に対する意欲もかなり低下していました。

わたしの会社ではキャリアを積んでいくのに国家資格を取得する必要があり、適応障害になる以前は始業2時間前から出社して勉強に励んでいました。(いま思えば意欲すごすぎる)
しかしうつ症状が出始めた後は、始業開始10分前に着くような状態でした。

特に新卒に近ければ近いほど、他の社員との差は意欲をアピールすることでしか生まれないため、先輩たちに気に入られるためにみんな一生懸命早く来て勉強したり、いろいろ質問したりといった行動を積極的にするかと思います。

うつ症状になると、そういった行動がとれなくなるのです。

急に全てのやる気が無くなってどうして身体が動かなくなったら、自分が鬱状態にないかを確認してみてほしいです。

また、周囲にいままで意欲的に働いていたのに急にやる気がなくなったように見える人がいたら要注意です。

集中力がなくなる

うつ状態のときは特別集中力がなくなります。

わたしは、ある日突然、仕事で使う書類が全く読めなくなったり、先輩たちの話、先述したミーティングでの内容などが全く聞こえなくなりました。

これは大げさに言っているのではなく、いいわけでもなく、あまりの集中力の無さのおかげでそんな風に感じるのです。
最初に紹介した頭が働かない状態も相まって、集中していたはずなのに気づいたらぼんやりしている、そんなことばっかりでした。

わたしは病気になるまでとてもまじめで、不真面目に仕事に取り組む人を不快に思っている時がありました。
しかしいまでは、そういう人は軽いうつ状態にあるかも、と思っています。
よく見ると、与えられている仕事量が多かったり、本人が辛そうにしているときもあります。

自分が一生懸命やっている時や、部下や後輩に指示をしたのに集中してさっさとやってもらえないとイライラしますよね。
でも、実はうつ症状なこともあるので、よく観察してもらえたら助かります。

体調不良が出てくる

原因不明の体調不良がたくさん出てきます。
わたしのときは、以下のような体調不良が出ていました。

  • 頭痛
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 吐き気
  • 胃痛
  • 動悸
  • 不正出血


今思えばここまで体調不良があったらもうメンタルだろ!という感じなのですが、意外と本人は気が付きません。
何か大病があるのかもと思ったわたしは、さまざまな病院へ通ってお金も使ってしまっていました。

もちろん、病院できちんと検査するのは大切なことですが、ここまでたくさんの体調不良があって、そのうえ他にうつらしき症状があるならそれはメンタルが原因です。

わたしのときは上司も含めて、身体的な原因があるだろうと思って半年以上各専門医にかかって検査する日々が続いていましたが、本当に時間もお金も労力も無駄!

早くメンタルクリニックに行きましょう!

人間的な生活が送れない

うつ症状があるときは、人間らしい生活ができなくなってしまいます。

わたしの場合は

  • 食事ができない
  • 家事ができない(主に掃除が悲惨でした)
  • トイレにいくのすら一苦労でぎりぎりまで我慢→膀胱炎
  • うまく人と会話ができない

こういった状態でした。
酷い状態ですよね、、

これは一緒に過ごしている人にしか気が付けないと思いますが、明らかに人間的におかしい状態なときはうつ状態を疑っても良いかなと思います。

わたしはある日、わたしっていますごい動物みたいって思って、人間っぽくないなって感じる日がありました。

理由のない落ち込みが激しい

典型的で代表的なうつ症状だと思いますが、ものすごくメンタルが落ち込みます。

自己否定の精神が強くなり、自分が本気で嫌いになるし、ずっと自分が生きている価値について考えては落ち込むを繰り返していました。

こういうときは、どんなに自己啓発しても、どんなに人から褒められてももう絶対無理です。
まず、本気で休むしかありません。

ひたすら寝て、考えるのを飽きるまで考えて、そうしたら少しずつ自分のこと以外にも視点が向いてくると思います。

感情のコントロールが効かない

うつ状態になっていると、感情のコントロールができなくなってしまいます。
たとえば、怒り。

わたしは当時お付き合いしていた方への怒りの感情のコントロールができなくなってしまい、子どもで言う癇癪のようなものを起こしてしまう日が多くありました。

また悲しみや落ち込みなども一緒で、自分でコントロールできないのでどんどん深みにはまり、毎日ループしていきます。
感情をコントロールできない、むしろ感情にコントロールされているような状態になっている場合はうつ状態にある可能性があります。

これも特に家族やパートナーと接するときに一番出やすいかなと思います。

パニック症状

わたしの場合、うつ症状以外にパニックの症状もありました。

過去、同じく適応障害になった女性の先輩にも話を聞くと、パニック症状があったと言っていたため、これも少なくはない症状なのかと思います。

パニック発作が起きているときの状態を解説します。

激しい動悸

まず、普段とは全く違う激しい動悸がやってきます。
これは明らかにおかしい感じの強さで、ドキドキしてくるとなんだか焦ってしまいます。
とにかく怖くて、何か来る!みたいな感覚です。

次第に呼吸が浅くなってくるからか、息が苦しくなっていきます。
激しい動悸と息苦しさでどんどん余裕がなくなります。

わたしはこの段階で、トイレなどに駆け込んで一人の空間に逃げ込んでいたな。

涙が出る

息が苦しいからなのか、涙もたくさんでます。
会社にいるということから、涙が出るととても焦りますが、全然止まらないのでとにかく収まるまで待つしかありませんでした。

わたしがこの症状が強かったときはまだマスク社会だったため、涙のあとや鼻が赤くなっているのを隠しやすかったので助かっていました。

五感が無くなる

呼吸がきちんとできていないからなのか、意識が遠のいていくような感覚があります。
具体的には、五感が失われていくような感じです。

視界がぼんやり暗くなってきて、音が聞こえなくて、足がしびれた時に似た感じで体の感覚がなくなります。

気を張っていないと本当に倒れてしまうんじゃないかと不安で不安で仕方な状態です。

ものすごい恐怖感

ここまで書いて、改めて思いますが、何がきついかってやっぱりものすごい恐怖感に襲われることなんです。

息ができないのも、意識が飛びそうなのも、心臓が爆発しちゃいそうな動悸による胸の痛みも、全部いままで経験してきた何かとは違う恐ろしさがあります。

一度経験すると、今度はいつなってしまうかも不安で仕方ありませんでした。

症状に気づいたときのおすすめ

最後に上記のような症状に気付いた時の対処法を紹介します。

自分が適応障害かもと思ったら

もし、自分にも症状が出ていて適応障害だと思った場合は、迷わず病院にいってください。

「メンタルクリニック」にいけば大丈夫です。
ちょっと敷居が高いイメージかもしれませんが、意外と患者さんたくさんだし、人生で一度くらい経験してる人多いです!

恥ずかしいことでもないし、怖い場所じゃないから大丈夫。
むしろ、ほっておいてうつが悪化し寝たきりになる方が恐ろしいことです。

わたしのおすすめとしては、休職などを使って、いったん苦しい環境から離れるのがおすすめです。
一旦離れるとやはり仕事について考える時間が減り、休む時間もきちんととれるようになるため、回復のスピードが格段に上がります。

もし、お金の関係で休めない場合は、病院の診断書を持ったうえで上司に相談しましょう。

わたしは、診断書がない段階で上司に相談しましたが、メンタルを崩す部下なんていてほしくないため、肉体の病院で何度も検査をさせられました。

原因のない大量の体調不良はメンタルがきっかけです。
最初からメンタルクリニックをきちんと受診し、診断書をもらってしまうことをおすすめします。

周りにそれっぽい人がいたら

余計にアドバイスせず、それとなく上司に様子を伝えたり、休みやすい環境作りを心がけてあげて欲しいと思います。
やっぱり一人で解決できる話ではないので、組織的解決する空気感が作れたら1番良いかと思います。

見てみぬふりをしてその人がどんどん調子を悪くする方が怖いので、それだけは避けて欲しいです。

おわりに

長文になってしまいましたが、一度まとめておきたかったことだったのでこの機会に書けてよかったです。
みなさん、本当心の健康には気をつけて!
全然休んだって大丈夫!

うたたね🪻

うたたね
会社員をしながらハッピークリエイターとして活動しているHSS型HSP×INFPなアラサーOLです。
このブログでは、仕事とクリエイター活動の両立についてや、日々の暮らしから得た情報まとめ、働きづらさや生きづらさに悩む人に向けた記事を書いています。
note・Instagram・stand.fmでも発信しているので、ぜひ見ていただけたら嬉しいです。

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この記事を書いた人

うたたねのアバター うたたね 会社員×ハッピークリエイター

会社員をしながらハッピークリエイターとして活動しているHSS型HSP×INFPなアラサーOLです。
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